基本的には必要な敷金(保証金)・礼金!
「引越し貧乏」という言葉があるように、引越しの際には色々とお金が出ていきます。その中でも、賃貸部屋の契約時に必要なお金の代表格といえば、敷金と礼金です。敷金は、借りた部屋を故意ではなくても汚してしまった場合などに、退去時に奇麗に修繕するためのお金を事前に預けておく保証金のようなものです。関東では月額家賃の1~2か月分が一般的ですが、関西ではこれを保証金と呼び、月額家賃の5~8か月分支払う事もあるようです。ちなみに敷金は、退去時の修繕費として使われなかった分はきちんと返金されます。 次に礼金。こちらは主に関東で部屋の所有者に支払われる「貸してくれたお礼」といった意味合いのお金のため、後に返金はされません。礼金の相場は月額家賃の1か月分ですが、新築物件や築浅物件では、1.5~2か月分の設定がされている事も多いです。
不動産屋や保証会社、保険会社への支払いが必要な場合もあり
部屋を契約する時に不動産屋を通した場合には、「部屋を紹介してくれたお礼」として月額家賃の半月~1か月分の仲介手数料がかかります。数としてはあまり多くはありませんが、仲介手数料が無料の不動産屋もあるため、費用を安く抑えたい場合は探してみるのも手です。 また、大手住宅メーカーが部屋の持ち主に代わって運営しているようなマンションシリーズに入居する場合、指定の家賃保証会社の保険に入る必要があります。こちらは保証会社によってまちまちですが、初期費用として数万円は想定しておいた方が良いでしょう。最後の火災保険などの保険は、契約時の初期費用は不要である事が多いものの、原則1年~2年毎に更新があり、1~数万円の保険料がかかります。いざ引越しを計画してから、お金がない!とならないように、事前に必要な金額をきちんと調べて用意しておく必要がありますね。